【漆・ピアス】サスティナブルな素材 木・漆・貴金属について
木・漆・貴金属 なぜサスティナブルか
木金堂が伝統技術によって制作するピアスなどの製品に使用する素材、木・漆・貴金属は、すべてサスティナブルな素材です。これらを購入して使用し続けることで、伝統技術の継承、環境負荷の軽減につながります。
伝統工芸によるモノづくり 木も漆も貴金属もサスティナブルな素材
サスティナブルな素材「木」について
・木は持続可能な資源
木工芸品の制作に欠かせない木材。その採取は、天然木なら伐採・自然再生を繰り返す(広い範囲を皆伐するなら植林の必要あり)、人工林においては植林・手入れ・伐採・加工・消費、を繰り返すことで可能となり、これが森林の健全化にもつながります。
・日本の森林事情
木のサステナビリティを確保し続けるためには、まず「日本の森林事情」について知ることが大切です。
日本は世界でも有数の森林大国で、国土面積に占める森林面積は約67%で、ここ数十年横ばい状態です。これに対して森林備蓄量は年々増加し、植林された人工林がそのまま放置されているのが現状です。これは戦後、木材が不足したことにより、さかんに植林されたものの、海外から安い木材の流入が始まると、国内の林業従事者が激減し手入れ不足や伐採の低下により引き起こされた問題です。その結果、世界の森林破壊の拡大に加え、日本の林業は衰退し、森林荒廃という悪影響が生じています。
・サステナビリティを確保し続けるためには
森林が荒れることで、二酸化炭素の吸収率の低下や土砂崩れなどを引き起こすリスクが高まります。これらの問題を解決するためには、自国の森林資源の消費率を向上させることが重要です。
森林管理を行う人件費を捻出するためにも、適正価格で国産材を買って使わなければ好循環(持続可能)になりません。
※木金堂では、今ある在庫を除いて、今後は国産材のみを使用していきます。
サスティナブルな素材「漆」について
・漆の生産量は年々減少
日本においては、高度経済成長に伴い、中国産漆に依存していくことで生産量が減少し、現在日本で使われている漆の90%以上が中国産の漆です。そのうえ、中国産漆の生産量もここ数年減少してきています。漆を採取できるのは樹齢10年以上の木で、また1本の木から1年間に採取できる樹液の量は、わずか200gほどです。ウルシの木も減少しており、それを植えたり手入れしたりする漆掻き職人の減少も懸念されています。
・多様な機能性と高い耐久性
漆は、塗料としてだけでなく、接着剤や造形物の素材としても使われます。耐水性・防腐性・耐アルカリ性・耐酸性・防虫・抗菌作用など、様々な特性を有した耐久性の高い素材で、たとえ壊れたり汚れたりしても、漆工職人がいる限り修理・修繕が可能で半永久的に使い続けられます。
・漆が使われなくなった理由
漆の文化は長く受け継がれていますが、現在は昔ほど身近な存在ではありません。その理由は、高度経済成長期以降、漆が貴重で取り扱いが難しいことから工業技術に転用されず、代わりに安価な大量生産品が人々に好んで消費されるようになったからです。具体的には、製品の素材となるプラスチックや、塗料となるアクリル塗装などです。ただ、これらは価格の安さや大量生産のしやすさなどの利点はあるものの、深刻な環境汚染や人体への悪影響につながることがわかってきています。
・サステナビリティを確保し続けるためには
この社会問題を解決に導くために“漆”をもう一度見直してみませんか。
漆は長い歴史によって安全性が証明された素材で、たとえ大自然の中に捨てられても、環境を汚染しません。ウルシの木を育成し、漆の自給率を上げることで、さらなる環境保全の強化や森林事情の改善、漆を用いた伝統工芸の持続にもつながります。
サスティナブルな素材「貴金属」について
貴金属は、捨ててしまえばただの燃えないゴミですが、地金の買取サービスを利用すれば、破損していても、地金の相場に応じて現金化が可能で、サスティナブルな素材となります。 買取業者は、地金を買取り、精錬、再生、販売しますので、持続可能な素材です。
デザインにおいてもサスティナビリティに配慮
木金堂は、素材のサステナビリティに加え、デザインにおいてもサスティナブルである事に配慮しています。“シンプルで高級感があるデザイン”をコンセプトに、“修理・修繕が可能なデザイン”で世代を超えてお使いいただける事を心がけています。
ピアスやペンダントなど長く使えるジュエリーなら、木金堂のジュエリーラインをぜひご検討ください。
サスティナブルな素材、サスティナブルなデザイン、の木工芸品なら
「木金堂」の漆仕上げの木工芸・金属工芸について
販売業者 | 木金堂 |
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